コミッショニング・研究開発事例

既存建物のコミッショニング 京都駅ビル 冷熱源設備

  • コミッショニング

2014.04.01

実施概要

京都駅ビルの冷熱源設備とこの熱源設備から供給される冷水の受入施設(サブステーション)を対象とした既存Cx調査・対策実施フェーズを実施した。CMTは当社が務め、メンバーに京都駅ビルの設備運転・保守を行っているジェイアール西日本総合ビルサービス(JR-BS)、JR-BSからの発注で自動制御保守を担当しているアズビル、京都駅ビルの電気設備工事を行ったきんでんでCxチーム(Commissioning Team)を構成し、建物オーナであり、本Cx業務の発注者でもある京都駅ビル開発と協議しながらCx業務を進めた。過去のデータ分析や様々な現場実験の結果をもとに、月別・外気気温帯別に、熱源設備・サブステーション全体でエネルギーを最小にする最適な設定値群(設定レシピ)を示し、実際にこの設定値群を用いた試行を実施した。

発注者

京都駅ビル開発 → きんでん → アレフネット

実施時期

2013年10月から2014年3月

対象設備概要

冷熱源設備及びそのサブステーション(6箇所)

実施事項

・冷熱源設備、サブステーションの冷水ポンプ設備の自動制御設定値の適正な組合せを、諸実験を通して同定した。

・過去のBEMSデータや現場実験結果と各所現地計測データを元に、設定値のあたりを付け、月1,2回のチューニング作業を実施し、最終的に時期、外気条件等に対応する設定値レシピの作成を行った。

・本業務以降は、ビル管理の方に、この設定値レシピに基づき運用がなされた。

対策効果

・熱源設備及びサブステーション搬送ポンプの電力消費量が大幅に削減した。

対外発表

  • 森浩司,吉田治典,鈴木隼人,松下直幹,他:空調システムエネルギー計算シミュレーションソフト(ACSES)のコミッショニングへの応用 第2報 還水温度補償制御を有する冷水搬送システムへの適用(1) 運転分析事例と問題点の整理,空気調和・衛生工学会学術講演梗概集,2012年9月
  • 鈴木隼人,吉田治典,松下直幹,他:空調システムエネルギー計算シミュレーションソフト(ACSES)のコミッショニングへの応用 第3報 還水温度補償制御を有する冷水搬送システムへの適用(2) シミュレーションモデルの構築と精度検証,空気調和・衛生工学会学術講演梗概集,2012年9月
  • 松下直幹,吉田治典,鈴木隼人,他:空調システムエネルギー計算シミュレーションソフト(ACSES)のコミッショニングへの応用 第4報 還水温度補償制御を有する冷水搬送システムへの適用(3) シミュレーション結果に基づく対策手法の検討,空気調和・衛生工学会学術講演梗概集,2012年9月
  • N. Matsushita, H. Yoshida, H. Suzuki, Application of the Air-Conditioning System Energy Simulation for Commissioning (ACSES/Cx) TOOL to HVAC System Commissioning Part 2: Application to the Substation of a Heat Source System with Bleed-in Control, 13th International IBPSA Conference, 2013

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